さよならリーフ

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Pure EV つまり エンジンなどの(駆動用または発電用)内燃機関による補助のない電気自動車に8年間乗った感想
初期型(2011年12月納車)日産リーフを先日手放しました。
最近でこそ町中で見かけるようになりましたが、購入当初はまだかなり珍しかったので、目立ちました。
カラーは「ワインレッド」、今ではたくさん見かけますが当時一番人気がなかったそうで、特に目立ちました(笑)。

購入当初はカタログ通り満充電での航続距離が200km以上あって、自宅から箱根峠まで往復約160kmを途中追加充電なしで走ることができました。
箱根峠に上る箱根新道は約14km上り坂が続きます、約5.5kWh消費するので電費は2.5km/kWh(平地だと8km/kWhくらい)。
登りは苦手なEVですが、下りでは回生充電しながら走ることで駆動バッテリに蓄えます。 
購入当初はこの回生効率がすごく良くて、登りで消費した電力と同じくらい下りで回生充電できたこともありました。
なので、最初のうちは戸惑いもありましたが「新しいライフスタイルだ」と言いながらEVライフを楽しんでいました。

ブログの過去記事から、

電気自動車一日体験
EV導入準備
電気自動車で7MHzを聞いてみた
GW前半
2012まとめ (EV編)
モールス通信と電気自動車の共通点?
箱根に行ってきました

・・・そして8年が経過した・・・

スマホと同じで電気自動車の駆動バッテリーも経年劣化します。
ガソリンエンジンなどは使い込むと調子が上がると言いますが、バッテリーは使えば使うほど劣化の一途をたどります。
それを実感として感じるのが「セグ欠け」というやつで、
リーフのインパネの右側に12個のセグメントで駆動バッテリーの容量計が表示されるのですが
駆動バッテリーが劣化するとそのセグメントが欠けるので、バッテリーの劣化が目で見える。

実際の劣化の進行具合を時折記録していたで以下に示します

2015/05時点 走行約30,000km 1セグ欠け SOH80%
2015/11現在 走行約35,000km 2セグ欠け SOH78%
2017/09現在 走行約55,555km 3セグ欠け SOH未測定
2018/10現在 走行約70,000km 4セグ欠け SOH未測定
2020/01現在 走行約82,000km 4セグ欠け SOH61%

SOH(Status of Health)はバッテリの健全性(劣化状態)のことで
「劣化時の満充電容量(Ah)/初期の満充電容量(Ah)×100」で表されます。
この値は、普通は見ることできないのですが、車のコンピューターにつながる
OBD-Ⅱというインターフェースからデータを専用アプリ(LeafSpy)で表示することができます。

8年経過した初期型リーフのバッテリーは新品の61%の容量になったということになります
実際満充電した時の航続距離は100kmそこそこで、実走行では1充電70kmがいいところになりました。

しかも、初期型リーフの暖房はヒートポンプ式ではないので、冬場に暖房をオンにすると
極端に航続距離が減ってしまい、しかたがないので、防寒着を着込んで暖房を入れないで
走っていました。 フロントガラスが曇りやすいときは、安全上しかたなくデフロスター
を入れますが、これも航続距離がすぐに減るのでこまめに使うことになります。

箱根に上る前に急速充電をしてから登るのには慣れていましたが
この冬から1回の急速充電では峠を登りきるだけの充電(4〜5セグ)ができず、
お替わり充電をしないと入らなくなったことが、初期型リーフを手放そうかなというきっかけになりました。

その気持ちに追い打ちをかけたのが、お得な充電し放題プランがあったゼロエミッションサポートプログラム
(ZEPS2)の実質打ち切りのニュースでした。 
ZEPS2を廃止してZEPS3というプログラムになり、それだと月会費が同じ場合 
急速充電は10分500円になる。(ZEPS2は急速充電し放題とオペレーターによるナビ設定サービスセットで月額2000円) 
前述の通り電池が劣化して吸い込みの悪くなった初期型リーフでは10分ではいくらも充電できない、
30分充電しようものなら1500円。(30分充電して走行距離は70kmくらい)

ということで、EVをいったん卒業することにしました。
私が経験したのはあくまでも初期型リーフの場合で他のEVバッテリーは劣化が極めて少ないことも聞いています。
そして、EVは今後も改良が進められより快適でストレスの少ない車になっていくと思います。
私の思ったほどの速度でそうならなかったのは残念ですが。。。


===リーフの最終記録===
a 走行距離 81722 km
b 急速充電回数QC 523 回 (LeafSpy)
c 普通充電回数LC 1832 回 (LeafSpy)
d 平均充電電力 4.75 kWh/回
e QC受電電力計 2,485 kWh
f LC受電電力計 8,707 kWh
g QCコスト換算 26,1500 円←500円/回とした場合
h ZEPS2会費計  192,000 円←2000円/月で8年間
i ZEPS2で得した額 69,500 円
j LCコスト換算 217,687 円←25円/kWhとした場合
k 実質燃料コスト計 409,687 円
l 1km実質電費  5.0 円/km
m 1kWh実質電費 7.3 km/kWh
n 最終SOH    61%
o 最終駆動電池容量  14.6kWh ←新車時24kWhとした場合

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この記事へのコメント

  • JN4SNG/JH5UPH Nac

    Atsuさん

    いつか尋ねようと思っていました。
    8年前に完全EVをよく選択されましたね。
    車両価格も安くなかったのではと考えます。
    現在では充電ポイントもたくさん見るようになりました。

    私のところのような田舎では、
    お手軽な?ガソリン車が主流ですし、
    自車は燃費のいいクリーンディーゼルです。

    都市と別宅シャックを往復されるようですし、
    これからも自動車は必要ですよね。
    この経験を活かして次の車をどうされたのか、知りたいところです。

    FBなレポートありがとうございました。

    2020年02月15日 12:08
  • Atsu

    Nacさん いつもお空でお世話になっております
    コメントありがとうございました、リーフが世に出て10年になります最新のEVでも給電にかかる時間と1給電で走れる距離がエンジン車に比べて圧倒的に劣っている点、燃料費の差額を考えても車両価格が割高なことが、普及のネックです。
    冬の寒さを我慢したり、遠出をあきらめたり、がしんどくなっってしまった我が家の次の車は中古のPHVにしました。なさけないですが安直方向に軌道修正です。ハイ
    2020年02月15日 18:14